A様邸 自由設計の住宅新築事例

小屋裏収納たっぷりのシンプルモダンな家

写真・完成後の外観

工事の概要

工期 90日
お問合せ 来社

オール電化住宅などのご要望を実現しつつ、費用面で高くならないように頑張りました。

最終的に、他社ハウスメーカー様で一般住宅を建てた場合の、平均的な坪単価に合わせることができました。

ヒアリング

住まい作りは、お客様のご意見ご要望をうかがうヒアリングから始まります。A様からは

「家具を置きたくないので、広い収納がほしい」「オール電化の家にしたい」

というご要望がありましたが、建物についてのイメージは「普通で安く」という抽象的なものでした。土地はすでに決まっていましたので、間取りや外観などの具体的なイメージを固めるため、各社の住宅展示場やショールームを回っていただきました。

その結果、「某ハウスメーカーさんの家みたいにしたい」ということになったので、図面を引いて建築パース(完成予想図)を作成してみました。

画像・一階俯瞰図当初案パース 画像・二階俯瞰図当初案パース 画像・南東側当初案パース

一階俯瞰図です。玄関から真っすぐに階段があります。キッチンのレイアウトはI型です。対面式に比べ、スペースが少なくて済みます。

二階は、一階とほぼ同じ面積の「総二階建て」です。ウォークイン・クローゼットを取り、その中に小屋裏(屋根裏)収納への階段を配置しました。

南東側の外観。片流れの屋根をご希望でした。飽きのこない茶色ベースの配色、ベージュの外壁。屋根は南下がりです。

画像・南西側当初案パース 画像・北西側当初案パース 画像・北東側当初案パース

南西側です。窓は、高断熱高気密の効果を上げるために小さくし、夏の風通しを考えて基本的に一部屋に二つ取っています。

北西側です。西陽を入れる利点は少ないですし、西側に建物があるので目線が合わないよう窓を少なくしました。

北東側です。この案では洗面室の窓が北に向いていますが、東向きにして「気持ちのよい朝」を演出するのも一案でしょう。

新築コラム【間取りについて】

■LDK(リビングダイニングキッチン)

名前の通り、だいたい3室分・少なくとも16帖程度の面積が必要です(リビングに6帖~8帖、ダイニングに6帖、キッチンに4帖)。
採光を考えて大きな窓を設置することが多いので、南向きの窓にする場合は夏場の暑さ対策をおすすめします。断熱性能の高いペアガラスやLow-Eガラス(低放射ガラス)とアルミ樹脂サッシを組み合わせたり、大きな庇を設けたりするとよいでしょう。

■水まわり

LDKが決まったら、キッチンの周辺にお風呂・洗面脱衣室・トイレなどを配置します。
水まわりをまとめて配置すると「動線」が短くなります。効率よく動けるようになり、家事をするときの使い勝手が向上します。また、必要な配管も少ないので、給排水設備の工事費を削減することができますし、メンテナンスも楽になります。

■玄関と階段

玄関の位置は前面道路の方角で、階段の位置は2階の部屋割りで、それぞれ決まります。

■二階の部屋

二階には子供室を配置することが多いです。
将来のことを考えて、あらかじめ柔軟に使えるようにしておくのも一つの方法です(お子様たちが小さい時は1室で、大きくなってきたら間仕切りをして2室に、お子様たちが巣立っていったら1室に戻して収納・趣味室・ゲストルームなどにする、など)。

■その他

最近は、なるべくタンスなどの家具を置かずに収納を多くしたり、キッチン周りに家事室(ユーティリティ・ルーム)を設けたりする場合もあります。

歳を取ったときにリフォームすることも考えておくとよいでしょう。一階に主寝室を配置しておくと、リフォームしてワンルームのように使うことができます。

新潟では、冬場の洗濯物干場についても考えておくとよいです。浴室に乾燥暖房機を取り付けると、ヒートショックの防止や、花粉症の対策にもなります。

プランニング

ここに当社からプロとしてのアドバイスを加えて、何度もプランを練りあげていきました。

当初案ではキッチンが北西にあるので暗いですし、南東のリビングからお風呂へ行くのにグルっと回らなくてはいけません。また、南下がりの片流れ屋根は、太陽光発電などを乗せた場合に効率がよいのですが、室内の明るさの点では不利かもしれません。今回は冬季の雪下ろしも考慮しました。

ご希望の予算に合わせるため、費用の相談もしながら半年がかりで打ち合わせを繰り返し、最終的に外観も内装もシンプルモダンで明るい印象のプランになりました。

画像・一階俯瞰図最終案パース 画像・二階俯瞰図最終案パース 画像・東面最終案パース

一階です。南面にはLDKと薄畳の客間を、北面には風呂・洗面脱衣・トイレといった水回りを配置。キッチンは対面式を採用しました。

二階は各室収納付きの洋間3室とベランダ。小屋裏収納には、主寝室の収納から上がります。

東面は縦木目調のサイディングです。ベランダと玄関を配置して朝陽を取り入れます。ベランダは、洗濯物干場として有効に活用します。

画像・南面最終案パース 画像・西面最終案パース 画像・北面最終案パース

南面は白い横細石目調のサイディングです。LDKの開口部を大きく取り、日中は照明不要としています。

西面は通風を考えた開口にしました。玄関・廊下・勝手口を直線的に配置したので、夏場は網戸からの気持ち良い風が家の中をスッと通り抜けます。

北面です。意外かもしれませんが、実は勉強部屋などに向いています。日中は、一年を通して弱いながら安定した採光を確保できるからです。左下に見えるのは物置スペースです。

新築コラム【土地について】

採光・日照を考えると、四方に隣接する建物がない土地が理想なのですが、そのような土地は日本に少ないです。

造成された住宅団地などでは、南に前面道路があって東西に間口が広いのがよい土地です。角地なら二面からの採光を確保できます。

次によいのは東側があいている土地です。南や東があいている土地は、同じ住宅団地でも坪単価が高いと思います。

西や北に前面道路がある土地は、坪単価の安さを長所と考えて、間取りの工夫で採光・日照をカバーするとよいでしょう。高窓や天窓を使えば常に光を取り入れることができますし、どうしても一階に光が入りにくいなら一階を寝室に・二階をLDKすることも可能です。

ちなみに、古い日本家屋では、夏の気候を考えてわざと南面に窓を設けていない場合が多いです。徒然草にある「家は夏向きに建てよ」ですね。現在では断熱サッシなどで対策できるようになり、A様邸も前面道路側に面した南面に大きい窓を取っています。

施工と検査

プランが決まってご契約いただいたら、いよいよ工事にかかります。

施工期間は三ヶ月間の予定でしたが、地盤調査の結果、柱状地盤改良が必要となり、1週間ほど工期を延長させていただきました。地盤や基礎だけは後からリフォームできませんので、そこは惜しまずにきちんと専門業者さんに依頼して施工してもらいます。

施工した協力会社の自主検査、当社の社内検査、確認申請を提出していただく設計事務所の検査のほか、確認申請による公的検査、住宅瑕疵保険の検査(保険会社から委託された一級建築士による第三者機関の検査)と、幾重もの検査をさせていただきました。

完成しました!

片流れ屋根のシンプルモダンな外観。
写真・外観

対面式キッチン。オール電化住宅なので、コンロはIHクッキングヒーターです。
写真・キッチン

二階の洋間。どの部屋もクローゼット付きなので、すっきり収納できます。
クローゼットの内部には、調湿・防虫効果を持つ桐の合板を使っています。
写真・二階洋間

6帖分の広い小屋裏収納。夏場を考慮して排気口を確保し、屋根にも断熱材を入れました。
3階建て扱いになってしまうと税制面などで不利なので、広さや高さは建築基準法に準拠しています。
写真・小屋裏収納

施工から完成までの様子を動画でご覧ください。

お客様の声

ショールームや住宅展示場を回るなど正直大変でしたが、理想の間取りになったと思うし、実際にほぼ思い通りになってよかったです。数社から見積りを取って比べましたが、工事費も他のハウスメーカーと遜色ない単価でした。

住んでみて驚いたのは、光熱費の安さ。オール電化にしてよかったし、高断熱高気密の効果が大きいと思います。一階はワンルームになっているのですが、冷暖房は一年を通して小さな家庭用エアコン一台だけで十分です。

家具を置きたくなかったので、小屋裏収納の他にも各所に収納を多く作ってもらえた点も気に入っています。

担当者の声

リフォーム事業部の飯塚です。A様、この度は注文住宅の新築をご用命いただき、ありがとうございました。

実は、A様は私の古くからの友人です。「家を建てたい」と相談を受けたときは、友人だからこそ遠慮などせずに「なるべく後悔を残さないように、他社さんなどと比較検討してください」とアドバイスさせてもらいました。

最終的に「ほぼ思い通りになってよかった」と言ってもらうことができ、私も凄く嬉しかったです。今後は、家のメンテナンスのことも気軽に相談してもらえればと思います。

住宅新築の資金計画について

基本的な考え方

まず「現在の収入で毎月いくらまでなら生活に支障なく払えるか?」から考えるとよいでしょう。

返済期間はできるだけ短い方が、また、金利はできるだけ安い方がよいに決まっていますが、生活できなくなるような計画では意味がありません。税金や保険などの維持費が必要になることや、お子様の成長に伴い教育費などが増えていくことなども考慮する必要があります。

一般的には、借り入れ総額の限度は年収の5倍以内、月々の返済額は年収の20%以内、と言われています。年収400万円の場合、限度額は400×5倍=2000万円、月々の返済額は400÷0.2=80万円÷12ヶ月=約6.7万円、となります。

この場合の年収は、ご夫婦や親子などでの合算でも構いません。また、頭金は借り入れ金額の2割(2000万円の借り入れなら400万円)が一般的なようです。実際の調査では、借入3000万円で頭金100万円~500万円の方が一番多かったという報告もあります。

史上最低金利と言われる低金利が続いていますが、もしここが底値ならば今後は金利が上がってゆくことも予想されますので、変動金利か固定金利かの選択も大事になってきます。

家を建てる適齢期は?

土地と建物を一緒に購入する場合は、生活しながら毎月無理なく支払える額を計算すると30年~35年の住宅ローンになることが多いです。また、日本の雇用事情が変わりつつあるとはいえ、定年となる60歳・65歳までに住宅ローンの返済を終えたいとお考えになる方が多いでしょう。

ローン期間と定年から計算すると「新築適齢期は30歳~35歳」となるはずなのですが、長引く不況や晩婚化の影響もあり、30代では新築に二の足を踏みがちなのが現実かもしれません。

しかし、30代で大きな決断をすれば、将来「住むところだけは困らずに済む」ことも確かです。

ローンは必ず健康保険や火災保険とセットですので、健康面などで万一のことがあっても大きなリスクになることは少ないです。地道に無理のない範囲で毎月返済し、健康でさえいれば、老後の年金を最低限の生活費として確保して、余裕のある生活を送ることができるかもしれません。

30代で土地付きの家は無理?

30代の収入だと、実際には土地と建物の返済金額が「無理のない範囲」に収まらないこともあります。

しかし、その場合は、

  • まず土地だけ購入し、将来的に二世代住宅を新築する
    (土地と建物を二世代がかりで取得する)
  • まず中古住宅付きの土地を購入し、将来的に大規模リフォームや建て替えを行う
    (毎月のアパート代で返済できるものを先に取得する)

などとすることで、資金面での負担をグッと抑えることができます。

まとめ

いずれにせよ、長期的計画が必要となりますので、無料で相談にのってくれる保険会社や金融機関などを賢く利用することをおすすめします。無料で将来のシミュレーションをしてくれたりするところもたくさんあります。

当社には住宅ローンアドバイザー・ファイナンシャルプランナー資格を持つスタッフもおりますし、信頼できる保険会社・金融機関を紹介することも可能です。お気軽にご相談ください。

なお、スタッフブログにも住宅資金についての記事がありますので、よろしければご覧ください。
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