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【浴室リフォームでヒートショック対策】断熱性能を高めましょう!

  • リフォームコラム
浴室リフォームでヒートショック対策

今回は浴室リフォームでヒートショック対策にもなる、断熱性能向上のための具体的なお話をしようと思います。

ヒートショックとは、前回お話しした通り寒暖差の影響で血圧が乱高下する健康被害です。
※ヒートショックとは?の記事はこちら

特に風呂場はヒートショックが発生し命を落とす確率が高く、非常に危険な場所でもあります。

こちらのページでは、毎日の入浴を快適にし、人にも家計にも優しい断熱性能向上を兼ねた浴室リフォームのポイントをご紹介します。



浴室リフォームでヒートショックは防げる?

簡単に「ヒートショック」についておさらいしてみましょう。

ヒートショックとは、寒暖差により血管の収縮と拡張が起こり、血圧が乱高下し心筋梗塞、脳梗塞などの健康被害を引き起こすことです。

ヒートショックの原因

冬場のお風呂はヒートショックが起きやすいです。

暖かい室内から寒い洗面所・脱衣所に移動すると、体温を維持するために血管が収縮し、血圧が急上昇

その状態で浴槽に浸かると血管は拡張し、今度は血圧は急降下します。

この血圧の変化により心臓や脳にダメージが行き、浴室での事故が起きてしまうのです。


浴室ヒートショック


ヒートショックは、若い方でも生活習慣病を抱えている方は要注意です。

ですから、お住まいの寒暖差が激しい場所は対策していきましょう。

リフォームせずにすぐできるヒートショック対策は、前回の記事でもご紹介しています。→こちら

ヒートショック防止策 寒暖差を作らない


浴室リフォームで断熱性能を高めるポイント!

浴室リフォームで断熱性能を高める4つのポイントをご紹介します。

ポイント①~断熱構造がある製品を選ぼう~

ユニットバスは年々進化を続け、製品自体の断熱性もアップしています。

ここでは、TOTOの「魔法びん浴槽」を例に挙げてご紹介します。

この商品は浴槽が発泡スチロールの浴槽断熱材に覆われていて、発泡ウレタンを芯材にした断熱ふろふたを組み合わせることで、湯張りから4時間後でも温度低下は約2.5℃以下という高断熱性能!!

魔法びん浴槽

冷めにくいお風呂にリフォームすることで、追い炊きの頻度が少なくなり、光熱費の節約・環境に負担をかけない暮らしにも繋がります。

もちろん、各メーカ同様な断熱の工夫が施されています。


ポイント②~天井・壁の断熱リフォーム~

浴室リフォームでは、天井や壁に断熱材を設置することも重要なポイントです。

浴槽を高断熱仕様にしても、脱衣室や浴室が寒いままではヒートショック対策が十分とは言えません。

せっかく温めた脱衣室や浴室の室温が逃げないように、冷たい外気の温度が伝わってこないようにする必要があります。

この場合の対処方法を2つご紹介します。

・建築工事で断熱材を施工する

浴室を解体した際に壁や天井に断熱材を充填します。

浴室リフォーム

・ユニットバスに断熱オプションを追加する

問題は、この方法が取れない場合です。

リフォームだと、天井や壁に断熱材を入れられないことが多々あります。

その場合は、ユニットバスに断熱オプションを追加することがおすすめです。

ここでは、TOTOの「断熱材パック」をご紹介します。
断熱材パック
ユニットバスがぐるっと断熱材で包まれています。

このようなオプションを付けることで、建物の天井や壁に断熱材を施工できなくても暖かい浴室を実現することができます。

ポイント③~浴室リフォームは窓も含めて断熱~

浴室の窓も断熱できるポイントです。

そもそも家に関わる熱の6割が、窓や玄関などの開口部から出入りしています。

窓の断熱性能を高めることで浴室の断熱性能を高めることができます。

内窓

二重窓(内窓)の設置
高性能な窓に交換
することで断熱することができます。

既存の窓に新しい窓をかぶせるカバー工法であれば、1日程度で新しい窓に生まれ変わります。

浴室リフォームを行う予算や工期にお悩みの場合は、窓のリフォームからご検討されるのも良いかもしれません。


ポイント④~浴室暖房機の設置~

浴室リフォームの断熱性能を高めるポイント、最後は浴室暖房機の設置です。

浴室暖房乾燥機とも呼ばれます。

電気式(ヒーター式・ヒートポンプ式)ガス温水式があり、浴室暖房機内部のヒーターが温められて温風を発生させるヒーター式が導入コストが低く、人気となっています。

TOTOの三乾王という商品では、入浴前からタイマーで浴室を温めておき、入浴中は心地良い程度の温風に切り替えられる機能などがあります。

浴室暖房機で温かいお風呂場になるのはヒートショックの防止にもなりますが、梅雨や冬場の衣類乾燥にもお使いいただけます

浴室暖房機の設置

暖かいお風呂になった施工事例をご紹介します。

ここからは、フォレストスタジオが施工させていただいた、浴室リフォーム事例をご紹介します。

三条市月岡 N様邸では、お風呂場の風あたりが強く、冬場寒くお困りでした。暖かい浴室へリフォームさせていただきました。

施工前のお写真

タイル貼りの浴室なので、冬場はやはり寒いですね。

リフォーム開始です!

浴室の壁面です。パーフェクトバリアを充填します。 システムバスです。まず、床のパンと人造大理石製の浴槽を取り付けます。
細分化された部材なので、狭いスペースでもリフォームできます。 浴室の窓サッシは風が強く当たる箇所なので、高さを抑えました。

施工が完了しました

システムバスはシックなダークブラウンでまとめます。

その他の施工実例は 施工実例一覧 からご覧ください。

浴室リフォームで使える2025年度補助金制度

2025年度も浴室のリフォームや内窓の設置に使える補助金が決定しています。

詳細が発表されましたら、また、ご案内できればと思います。

参考に、昨年の補助金制度についてはこちら


以上、浴室リフォームで断熱性能を高めるポイントをご紹介させていただきました。

いかがでしたでしょうか。

実際にご自宅にどんなユニットバスが合うか、お見積もりの具体的な金額等知りたい方はぜひフォレストスタジオにご連絡くださいませ。

フォレストスタジオでは、よく使うスペースだけリフォームするここ暖リフォームをご用意していますので、ぜひこちらもご覧ください!

お問い合わせは こちら から。

ここ暖リフォーム

断熱工事と併せて、間取りも変更して住みやすくしたい!
リノベーション工事も承っております。→こちらのサイトもご覧ください。