【ヒートショック対策】「ヒートショック」って?
- リフォームコラム
【ヒートショック対策】「ヒートショック」って?
こんにちは。お世話になっております。
フォレストスタジオの松永です。
冬になると、「ヒートショック」という言葉をよく耳にしますね。
寒い浴室・脱衣室やトイレでの事故も増加します。
今回のブログでは、そんな意外と身近にある「ヒートショック」についてと
「断熱リフォーム」による「ヒートショック対策」についてお話します。
※浴室の断熱工事についての記事はこちら>>
※内窓工事(二重窓)の工事についての記事はこちら>>
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ヒートショックの危険性
東京都健康長寿医療センター研究所によると、ヒートショック関連で入浴中に死亡した数は年間17000人になるそうです。
ちなみに、平成23年(2011年)の交通事故死者数は4663人ですから、なんと4倍以上です。
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ヒートショックが起こるケース
では、「ヒートショック」とは、どんな場所でどんなことが私たちの体で起きるのでしょうか?
事例を追って、ヒートショックが起こるケースを簡単に説明します。
まず、急激な室温の変化による、血圧の急上昇・急降下による身体への悪影響を「ヒートショック」といいます。
次に、住宅でヒートショックが起こりやすい場所は以下のような場合です。
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①暖かい部屋→寒い脱衣室・浴室へ移動
これは、危険なサインです。
室温が急激に下がるので、私たちの体は体温を調節するため、ブルっとして熱を作ったり、
血管を細くして皮膚の下に流れる血液量を減らし、体温を逃がさないようにします。
体温調整のために血管が縮むので、血液が流れにくくなり血圧が上昇します。
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②寒い脱衣室→温かい浴槽に入る
縮まっていた血管が一気に拡張するので、血圧が急激に下がります。
ですから、寒いからと言って、湯船の温度を熱くしすぎるのはとても危険です。
41度以上で浴室での事故が増えるといわれています。
40度くらいの湯に10分くらい浸かる習慣に変更することが、
今すぐできるヒートショック対策です!
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③温かい浴槽→寒い脱衣室へ移動
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温まった体温を逃がさないように、また血管が縮まり血圧が急上昇します。
入浴には危険がいっぱいですね。
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④トイレの危険
さらに、トイレでは注意が必要です。
例えば、暖かい部屋から出てきて、血管が収縮した状態で
便をしようとしていきむと
狭い血管に力強く血液が送られ
いつも以上に一気に血圧が急上昇します。
そして、排便後は血圧が急低下するのです。
この血圧の急上昇と急降下がトイレでも「ヒートショック」の原因となります。
以上のように
血圧の急上昇は、高血圧、動脈硬化の高齢者では、心筋梗塞、不整脈、脳梗塞、脳出血を起こしやすくなり
血圧の急降下は、めまいやふらつきや、意識を失っての転倒を引き起こし、浴槽での溺死につながることがあります。
糖尿病の方はリスクが上がるので、生活習慣の見直しも大切ですね!
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断熱リフォームでできるヒートショック対策
つまり、住まいが以下のようである場合は注意が必要です。
・浴室・脱衣室・トイレが断熱されていなかったり、暖房設備がないため、冬に寒い。
・浴室がタイル張りの在来浴室で、冬に寒い。
・暖かい居室と浴室・脱衣室、トイレが離れていて、寒い廊下を通らなければならない時間が多い。
フォレストスタジオでは、「ココ暖」という断熱リフォームを推進しています。
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「ココ暖」という選択
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使わなくなった部屋まで家を丸ごと断熱するのではなく
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当たり前ですが、家を丸ごと断熱工事するより
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新潟でヒートショックが心配だな、という方はお気軽にお声掛けください。
お問い合わせは こちら から。
脱衣室・浴室等の断熱工事の実例は こちら 施工事例をご覧ください。
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