築26年になるというご自宅。外壁はメンテナンスしていなかったそうです。

外壁材は窯業系サイディングです。表面の剥がれや、釘頭の周囲の破損が始まっています。

外壁つなぎ目のシーリング。経年劣化により弾力性がなくなり、隙間ができています。雨水の侵入が心配です。

玄関ポーチの屋根は、風雨でだいぶ傷んでいます。雨樋の集水器が壊れて、雨水がびちゃびちゃと漏れていました。

玄関ドアはアルミ製。光沢が消えて、サレサレしています。

屋根の上には太陽熱温水器がありますが、ソーラーパネルのガラスが粉々に砕けています。

子供部屋です。使用していない換気扇がありました。

まず、仮設足場を組みます。職人さんの安全を確保し、ご近所の迷惑にならないようにするためにシートを張ります。

外壁のつなぎ目や窓の周囲のシーリングを取り除き、新しく打ち替えます。

シーリングを打ち替えたら、汚れ防止のマスキングテープを剥がしていきます。

二階エアコンからの配管は、劣化した保温材を交換します。

いよいよ塗装の開始です。外壁塗装の基本は三回塗りで、下塗り・中塗り・上塗りと、三つの工程があります。最初に、塗料の吸込防止と密着性向上のために下塗りを行います。

下塗りに使う塗料をプライマーと言います。大きなクラック（割れ・欠け）があるときは、フィーラー（充填剤）を使って肉付けもします。

下塗りの次は中塗りです。中塗りには、下地を平滑化したり、上塗りを補強したりする役割があります。

刷毛とローラーで中塗りしていきます。中塗りは、上塗りと同じ塗料で行うことが多いです。

最後に上塗りをして仕上げます。換気扇カバーも外壁と同じ色で塗って、一体感を出します。

窓サッシの両脇には「伝い防止水切り」を取り付け、雨水で汚れるのを防ぎます。フォレストスタジオの標準仕様です。

玄関ポーチです。軒裏やポーチ柱、梁も塗装し直します。

破損したソーラーパネルは屋根から撤去しました。

太陽熱温水器の室内リモコンも、取り外して処分します。

子供部屋の換気扇。使わなくなったので、取り外して穴をふさぎました。

薄いクリーム色から明るい黄色へ。外壁塗装で大胆にイメージチェンジしました。

シーリングと伝い防止水切りも壁と同じ色で仕上げました。エアコンのスリムダクトも外壁の色に揃えてあります。

玄関ポーチの天井もリフレッシュ。新しい雨樋で雨の日も快適です。

玄関のドアは、枠はそのままでドア本体だけ交換し、工事費を抑えることができました。