洗面化粧台の選び方
- 投稿日:2018年 8月 7日
- テーマ:飯塚 幸博
- 投稿者:飯塚 幸博
お世話様です、フォレストスタジオのユキさんです。今年の夏は酷暑で大変ですね。私は太っていますので尚のこと、一日に2回も3回もシャワーを浴びたり、洗面台で顔を洗ったり、洗面化粧台の前に立ってることが多くなります。
今日は、そんな洗面化粧台の選び方のお話です。

■まず幅(間口)を確認する。
幅(間口)がいくつかございますのでお使いの洗面台の幅をご確認ください。
50cm/60cm/75cm/90cm/1m以上とありますが、一番ポピュラーなのは75cmのタイプかと思います。高さは天井高さが低い場合などに気をつけてください。コンセントの位置も関係してくる場合があります。

■鏡



鏡は1面鏡/2面鏡/3面鏡があり、鏡の裏側が収納になっているもの、なっていないものがあります。2面・3面鏡の方が高級感があって、収納力も高いのですが、意外と濡れた歯ブラシなどを収納するには、1面鏡の方が使い勝手が良いと言われるお客様もいます。
見落としがちですが、お湯を使うのでぜひ「くもり止め機能」のある鏡が良いです。


くもり止めには「電熱ヒーター」が入ってる鏡と、「特殊な表面加工(エコミラーや、くもりシャットなど)」でくもりにくくしてるものとありますが、電熱ヒーター・タイプは一部分的にしか入っていなかったりするので、表面加工タイプの方が鏡全体がくもらずに便利です。
■キャビネットの種類
扉タイプ・引き出しタイプがあります。狭い洗面スペースが多いので扉タイプじゃないと難しい場合もあります。特にリフォームの場合は、配管の位置の自由度がある、扉タイプの方が施工するものとしては助かります。
■洗面ボウルの素材・容量・深さ
私はここが最大のポイントではないかと思います。自分自身も必要以上に水ハネして使ってしまい叱られるタイプです。(^_^;)
・素材
従来通りの「陶器」の他に、システムキッチンで使われるような人工大理石や、有機ガラス系新素材製(パナソニック)、高品位ホーロー(タカラ・スタンダード)などがあります。長年の信頼感があるのは陶器ですが、高級感となると、やはり人工大理石が見栄えします。掃除性や割れなどを考えると新素材系の選択も良いかと思います。
・容量と深さ
私は特にバシャバシャと使ってしまうので、なるべく大きくて深いものが欲しいです。
その点、「ハウステックのラヴァーボ」が一時、大人気でした。

スクエアタイプの深さ、ラウンドタイプの大容量には定評がありました。
個人的に、今はTOTOのサクア が面白いなぁ~と思います。もうちょっとした洗濯用のSK(小物を手洗いしたりする洗面)みたいです。これなら水を弾いても叱られないかも。75cm幅の場合、ボウルの容量は18リットル。

少し深さが浅いのですが、横幅で言うと、LIXILのピアラ を見た時に、「わー、凄い!」と思いました。幅をギリギリまでボウルにして、キッチンのシンクみたいに物を置ける水切りが付いてます。75cm幅で、ボウルの容量は20リットル。(収納の多いデザインのものは16リットルのタイプもあるようです。)

ボウルの容量で言えば、クリナップのファンシオが幅75cmでLLボウル 23リットル!



他社と並んでいると、ひときわ、「デカっ!!」です。背も高いので目立ちます!
洗面台の高さは今までは、75~80cmと言うのが常識でしたが、ファンシオは85cmとちょうどシステムキッチンの高さと同じ。
これが腰の負担を軽減させてくれる高さなのだそうです。身長170cmの男性だと22%も軽減してくれるそうです。(158cmの女性でも11%も軽減)
洗面ボウルの素材は、ペンタム樹脂とのこと。車のバンパーなどにも使われてる素材なんだそうです。
■その他
・節水タイプ水栓
いまや、節水タイプでない水栓を探すほうが難しいかも知れませんが、一応、チェックしておきたいポイントです。
・照明
当然、LED照明ということになりますが各社で工夫された照明があります。例えば、パナソニックであれば「ツインラインLED照明」という3面鏡の隙間部分から照明が光りますので、影が出来にくく、またお子様など身長の低い方にも全体に照明が当たりますので、女性には重要なポイントかもしれません。


正直、お値段も様々ですが、4~5万から、10万~せいぜい高いセットを選んでも20万円くらいなので、安ければいいんだと割りきった考え方もあると思いますが、どうせならココだけ少しお金を掛けても、費用対効果を考えると満足度は高くなるのではないかと思います。とかく毎日使うものですので、もしかするとお風呂を選ぶより、よく吟味する必要があるのではないでしょうか?

「既成品では満足できない!!」というお客様であれば、「自作」とか、「組合せ」でオリジナルの洗面台を作るのも一考です。既成品でも、ほとんど洗面台と鏡部分がセパレートになっていますので、洗面台だけ既成品でキャビネットの扉を無垢材に取り変えるとか、鏡や収納、照明などのアイテムを探して組合せるとかすると面白いと思います。タイル貼りや、無垢の木材など使ってお洒落なオリジナル洗面化粧台を作ってしまう方法もあります。
顔や手をを洗うだけでなく、女性の方はお化粧したりしますよね?こんなオリジナル洗面化粧台なら、毎日楽しく過ごせそうです。
でもオリジナルですと、それなりのお値段が掛かってしまうのも事実。タイルが割れたり、無垢の木板などは反ったり、カビたりするリスクがあることも覚悟しないといけません。
ならば、既成品でも、ちょっとお洒落な洗面化粧台はありませんか?
ええ・・・ございます!!\(^o^)/


アサヒ衛陶の「EARL(アール)」「AURA(オーラ)」などはいかがでしょう? 家具調のキャビネットと、同材の収納もできる鏡。 洗面ボウルも四角い埋め込み型と、丸い陶器を置いたような置型とあります。
私は、リフォームでよくこちらの洗面台を使います。オリジナルで制作するより、かなりお安くできるのが良いと思います。
洗面化粧台選びのご参考になれば。
洗面台のことなら、フォレストスタジオにご相談ください!!
